震慴(読み)シンショウ

デジタル大辞泉 「震慴」の意味・読み・例文・類語

しん‐しょう〔‐セフ〕【震×慴/震×懾】

[名](スル)震えおののくこと。震悚しんしょう
「攻伐四出以て海内を―せしめたる後にあらざれば」〈田口日本開化小史

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「震慴」の意味・読み・例文・類語

しん‐しょう‥セフ【震慴・震懾】

  1. 〘 名詞 〙 ふるえおののくこと。おそれてふるえること。震懼(しんく)。震怖。震悚(しんしょう)
    1. [初出の実例]「四方豪傑、莫震慴」(出典日本外史(1827)二一)
    2. 「武人の心を震懾せしむるものありき」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)
    3. [その他の文献]〔史記‐荊軻伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「震慴」の読み・字形・画数・意味

【震慴】しんしよう(せふ)

ふるえおそれる。魏・陳琳袁紹の為に予州に檄す〕是(ここ)に於て(曹)操の師震慴し、晨夜逋(ほとん)し、敖倉に屯據し、河を阻(へだ)てて固めと爲す。

字通「震」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android