震災直後の容疑者釈放

共同通信ニュース用語解説 「震災直後の容疑者釈放」の解説

震災直後の容疑者釈放

2011年3月11日に東日本大震災が発生し、福島地検いわき、郡山各支部と本庁は「捜査遂行が難しくなった」として勾留中の容疑者計31人を同16日までに処分保留で順次釈放した。31人の中には強制わいせつ事件などの容疑者も含まれ、覚せい剤取締法違反事件の容疑者は釈放後も再犯に及んでいた。地検は同年5月までに31人全員を起訴在宅起訴するなど処分。仙台高検検事長は福島地検検事正に再発防止を口頭で指導し、法務省は「(釈放に)違法性はなかったが、高検、最高検や警察との調整が不十分だった」として、同検事正を更迭した。

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