改訂新版 世界大百科事典 「霊谷寺」の意味・わかりやすい解説
霊谷寺 (れいこくじ)
Líng gǔ sì
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…江蘇省南京市東北の鐘山(しようざん)(蔣山,一名紫金山)にある。創建時には開善寺と称し,宋の太平興国5年(980)に太平興国寺の寺額を賜うなど,数度の改称を経て,明の1381年(洪武14)に孝陵造営のため,当寺を東方に移築し,霊谷寺と改称された。かつて鐘山に存した70寺中最も著名で,かつ故址はやや移っているものの,歴代の修復を経て,当地に現存する唯一の寺である。…
…山域には名勝が多く,南京の重要な遊覧地となっている。古いものでは,南朝以来の歴史をもつ古刹霊谷寺,明の太祖の孝陵などが代表であり,最近のものとしては孫文の墓である中山陵,中国の天文研究において総合研究の代表機構をなす天文台などがある。【秋山 元秀】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」