霧原大元神社(読み)きりはらおおもとじんじや

日本歴史地名大系 「霧原大元神社」の解説

霧原大元神社
きりはらおおもとじんじや

[現在地名]須坂市上八町

上八町かみはつちようたけ村に鎮座。旧村社。建御名方富命・御厩中央御玉神・事代主命の三神を祀る。竹村に諏訪社の小祠があり、正徳二年(一七一二)大宮の御厩中央御玉神を併せ社殿を構えた。大宮は上八町東部あい川南岸、鳥屋とや山と栃倉とちぐら村境鷹羽たかは城山間の小平地に社地跡があり、大宮前・大宮橋の名称が残る。社前東北方対岸に鎧塚よろいづか古墳がある。「三代実録」元慶五年(八八一)一〇月九日条に「授信濃国正六位上(池カ)生神・御厩中央御玉神(中略)並従五位下」とあり、大宮の祭神をそれにあてている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android