デジタル大辞泉の解説 つゆ‐ちり【露×塵】 1 きわめてわずかなことや、また、価値のないもののたとえ。「いよいよ不平は懐(いだ)けど―ほども外には出(いだ)さず」〈露伴・五重塔〉2 (あとに打消しの語を伴って副詞的に用いて)少しも。全然。「我等の命、―惜しからじ」〈三河物語・上〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
大辞林 第三版の解説 つゆちり【露塵】 一 ( 名 ) ① 露や塵。 ② きわめてわずかなこと。 「 -のこともゆかしがり、きかまほしうして/枕草子 28」 ③ 露や塵のように価値のないもの。 「命は-とも思はぬが/咄本・昨日は今日」 二 ( 副 ) (下に打ち消しの語を伴って)つゆほども。少しも。全く。 「まどふ人に、-物取らせむの心なし/宇津保 忠こそ」 出典 三省堂大辞林 第三版について 情報