青の洞窟(読み)アオノドウクツ

デジタル大辞泉 「青の洞窟」の意味・読み・例文・類語

あお‐の‐どうくつ〔あを‐〕【青の洞窟】

海食洞の一。洞窟の狭い入口から差し込む太陽光線が海底に反射し、水面が青く輝く現象が見られる。イタリアカプリ島マルタ沖縄などのものが有名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「青の洞窟」の解説

あおのどうくつ【青の洞窟】

イタリア南部、ナポリ南方30km、ナポリ湾に浮かぶカプリ島(Isola di Capri)の断崖絶壁の海岸線にある海岸洞窟(海蝕洞(かいしょくどう))。同島のマリナグランデの入り江から手漕ぎ舟(観光舟)に乗って行くことができる。入り口は狭く、舟の乗客は頭を低くしないとぶつかってしまうほどだが、内部は、洞窟の入り口から差し込む日光により、洞窟全体が紺碧に輝く神秘的な広い空間が広がっている。この神秘的な光景を堪能するには、晴れた日の午前中がよいといわれる。天候や海の状況により、入れないこともある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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