20世紀日本人名事典 「青山哀囚」の解説
青山 哀囚
アオヤマ アイシュウ
大正・昭和期の歌人
- 生年
- 明治27(1894)年1月20日
- 没年
- 昭和4(1929)年11月2日
- 出生地
- 岩手県二戸郡一戸町
- 本名
- 青山 勝信
- 学歴〔年〕
- 青森中卒
- 経歴
- 明治32年僧侶であった父が青森県七戸の青岩寺住職となったのに伴い、同地に移住。青森中学校在学中から短歌を作り始め、同県における短歌雑誌の嚆矢「東北」にも参加、その主宰者であった和田山蘭に認められた。その後、「創作」や「北日」などに投稿し、破格破調の歌から口語歌へと作風を徐々に変貌させていった。大正6年からは七戸小学校に勤務するが、間もなく退職し、14年には短歌結社「草日」を結成。木暮一作の名で盛んに歌を作り、七戸地方の文学興隆に大きな役割を果たした。歌集に「貧者の歌」「あてなく」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報