青木花見村
あおけみむら
[現在地名]穂高町大字北穂高 青木花見
中房川と高瀬川の間にある洲の上に発達した村。あわら・清水原・梶花見・しぶ田・川原田など低湿地にみられる地字が多い。梶花見は、明応一〇年(一五〇一)の三宮穂高社御造宮定日記(穂高神社蔵)にみえる加治屋花見である。村名の初見は、天正九年(一五八一)の「信濃国道者之御祓くばり日記」の「にしな分」の中に「おうけミの左衛門四郎殿茶五つ」とみえる。
狐島村同様高瀬川の水害を被ることが多い。元禄一五年(一七〇二)八月に洪水があり、一部住民が当時住民のいなかった対岸の貝梅村(現穂高町)に移住している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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