青畳(読み)アオダタミ

デジタル大辞泉 「青畳」の意味・読み・例文・類語

あお‐だたみ〔あを‐〕【青畳】

表が新しくて青々として見える畳。
波の静かな青々とした海面などのたとえ。
「―敷く相模なだの上を」〈蘆花自然と人生

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精選版 日本国語大辞典 「青畳」の意味・読み・例文・類語

あお‐だたみあを‥【青畳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まだ新しくて草の青さを保っている畳。新しい畳。
    1. [初出の実例]「青畳音して蠅のとびにけり」(出典:俳諧・文政句帖‐五年(1822)六月)
  3. ( 青畳を敷いたように見えるところから ) 波の立たない青々とした海面、また、一面に青々とした野原田畑などを、たとえていう。
    1. [初出の実例]「苗代や種子敷分る青畳」(出典:雑俳・菊丈評万句合(1757))
    2. 「青畳(アヲダタミ)敷く相模灘の上を」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆)

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