最新 地学事典 「静力学平衡の式」の解説
せいりきがくへいこうのしき
静力学平衡の式
hydrostatic equation
静止大気において運動方程式の鉛直成分にある重力が気圧傾度力とつりあうとした関係式。静力学の式ともいう。メソスケール以上では風があっても高い精度で成立する。この関係式を積分することで,等温大気の場合,気圧と密度が高さとともに指数関数的に減少することが示される。静力学平衡を唯一の仮定に取り込んだのがプリミティブ方程式系である。気圧座標系の静力学の式を積分することで測高公式が導かれ,2高度間の層厚が層平均気温と比例することも示される。静力学平衡を仮定しないモデルは非静力モデルと呼ばれる。
執筆者:田中 博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

