出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…m0を静止質量とすると,だからEはvがcに比べて十分小さいとき近似的にm0c2+(1/2)m0v2となる。第1項は静止エネルギーと呼ばれる。第2項が古典力学の運動エネルギーである。…
…ところが相対論によると質量m0の物体が速度vで動いているときには,というエネルギーをもつことになる(cは光速)。これはvがcに比べ十分小さい時にはm0c2+1/2m0v2+……と近似できるので,ニュートン力学の運動エネルギー1/2m0v2に静止エネルギーE0=m0c2が加わった形をとっている。このE0がたんにエネルギー表式中に現れる一定の付加定数にすぎないなら,これをエネルギーと呼ぶことにあまり実際上の意味はない。…
…(V/c)2≪1のときには, mc2=m0c2+1/2m0V2となることが容易に示され,右辺の第2項は通常のニュートン力学の運動エネルギーなので,物体はV=0のときにも第1項のm0c2で表されるだけのエネルギーをもっていると考えねばならない。これを静止エネルギーといい,このときの質量を静止質量と呼ぶが,これはある意味で質量とエネルギーの同等性(換算率c2)を示すものといえる。温度が高いほど物体のもつエネルギーは大きくなるので,この考えだと,高温にした物体は低温のときより質量が増すはずであるが,その差は小さすぎてとうてい測定できない。…
※「静止エネルギー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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