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静止質量 せいししつりょうrest mass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

静止質量
せいししつりょう
rest mass

相対論的力学では,運動物体質量はその速さに応じて変化する。特に速さがゼロのときの質量を静止質量といい,物体固有の量 (固有質量) である。速さ v で運動する物体の質量は静止質量の 倍に増加する ( c は真空中の光速度 ) 。この質量を相対論的質量という。ニュートン力学でいう質量は静止質量である。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいししつりょう【静止質量 rest mass】

特殊相対性理論によると,速度vで動いている質量mの質点のエネルギーは,で与えられる。ここでcは光速度である。v=0とおくとEmc2となり,これが有名なアインシュタインの関係式である。ところで上のv≠0に対する式を,v=0の式にならってEm(v)c2と書くと,となる。これは,質量m(v)は速度とともに増加し,vcで∞になることを示す。すなわち,一定の力を加えた場合,速度が大きくなるほど加速しにくくなることを意味する。

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大辞林 第三版の解説

せいししつりょう【静止質量】

相対論的力学において、静止している物体のもつ質量。ニュートン力学における通常の質量に等しい。

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世界大百科事典内の静止質量の言及

【質量】より

…(V/c)2≪1のときには, mc2m0c2+1/2m0V2となることが容易に示され,右辺の第2項は通常のニュートン力学の運動エネルギーなので,物体はV=0のときにも第1項のm0c2で表されるだけのエネルギーをもっていると考えねばならない。これを静止エネルギーといい,このときの質量を静止質量と呼ぶが,これはある意味で質量とエネルギーの同等性(換算率c2)を示すものといえる。温度が高いほど物体のもつエネルギーは大きくなるので,この考えだと,高温にした物体は低温のときより質量が増すはずであるが,その差は小さすぎてとうてい測定できない。…

※「静止質量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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