非言(読み)ヒゴン

デジタル大辞泉 「非言」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ごん【非言】

非難すること。また、その言葉
「―を打つべきやうもなし」〈貝おほひ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「非言」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ごん【非言・批言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 非難、批評のことばを言うこと。また、そのことば。
    1. [初出の実例]「蛬(きりぎりす)そのおやおやはいかならん といふ句あり。紹巴の非言に、蛬の先祖御尋ね詮なく候」(出典咄本醒睡笑(1628)四)
  3. 道理に合わないことば。間違ったことば。
    1. [初出の実例]「後生をねがひて仏にならんといふ事を、下らうのよくよくいふ事也。是は非言(ヒゴン)かと存侍る」(出典:仮名草子・似我蜂物語(1661)下)

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