非類(読み)ひるい

精選版 日本国語大辞典 「非類」の意味・読み・例文・類語

ひ‐るい【非類】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同類同族でないもの。同じ範疇(はんちゅう)にはいらないもの。
    1. [初出の実例]「鬼神不非類之祀。則晉后応寝之夢」(出典本朝文粋(1060頃)三・立神詞〈三善清行〉)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公一〇年〕
  3. 人類でないもの。獣、鳥など。
    1. [初出の実例]「赤道下の地に当る国においては、〈略〉其奉ずる所の神像を見るに、不典・非類、啻に彼三面六臂」(出典:管蠡秘言(1777))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「非類」の読み・字形・画数・意味

【非類】ひるい

不正の人。また、同族でない人。〔左伝、僖十年〕は非(う)けず、民は非族を祀らず。

字通「非」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android