なびき‐た・つ【靡立】
- 〘 自動詞 タ行四段活用 〙
- ① まっすぐに立たないで、ある方向に引かれるように傾いて立つ。
- [初出の実例]「いみじからんなにの岩木もなびきたちぬべきに」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)一)
- ② 威力や周囲の状況などに引かれてそれに従おうとするさまになる。
- [初出の実例]「渡辺を差て引けるが、大勢の靡(ナビキ)立たる習にて、一度も更に返し得ず」(出典:太平記(14C後)二五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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