岩木(読み)イワキ

デジタル大辞泉 「岩木」の意味・読み・例文・類語

いわ‐き〔いは‐〕【岩木/石木】

岩石樹木
感情を持たないもののたとえ。木石ぼくせき
「だれが―だと思うもんか」〈逍遥当世書生気質
亜炭古称

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精選版 日本国語大辞典 「岩木」の意味・読み・例文・類語

いわ‐きいは‥【岩木・石木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 岩石と木。しばしば非情なもの、感情のないものにたとえられる。木石(ぼくせき)
    1. [初出の実例]「うけぐつを 抜き棄つる如く 踏みぬきて 行くちふ人は 伊波紀(イハキ)より 成り出し人か」(出典万葉集(8C後)五・八〇〇)
    2. 「入道もいはきならねば、さすがあはれげにぞの給ひける」(出典:平家物語(13C前)二)
  3. あたん(亜炭)《 季語・冬 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「岩木」の意味・わかりやすい解説

岩木
いわき

青森県南西部、中津軽郡にあった旧町名(岩木町(まち))。現在は弘前(ひろさき)市の北西部を占める地域。中央にそびえる岩木山裾野(すその)と平野からなる。1961年(昭和36)町制施行。2006年(平成18)弘前市合併。1502年(文亀2)大浦光信(みつのぶ)が賀田(よしだ)に大浦城を築城してから大浦氏(後の津軽氏)の所領として開拓された。岩木山南麓(なんろく)に奥の日光と称される岩木山神社があり、津軽藩主によって造営された社殿などは国指定重要文化財。米とリンゴを産し、嶽(だけ)、湯段(ゆだん)、百沢(ひゃくざわ)などの温泉がある。

横山 弘]


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百科事典マイペディア 「岩木」の意味・わかりやすい解説

岩木[町]【いわき】

青森県中津軽郡,津軽平野南西部と岩木山を占める旧町。弘前(ひろさき)市に接し,リンゴ,米の多産地である。岩木山麓に百沢(ひゃくさわ),(だけ),湯段(ゆだん)などの温泉群がある。セリニンニク,高冷地野菜も産する。2006年2月中津軽郡相馬村弘前市へ編入。146.32km2。1万2674人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岩木」の意味・わかりやすい解説

岩木
いわき

青森県南西部,弘前市西部の旧町域。岩木山南東麓に広がる。 1955年岩木村,大浦村,駒越村が合体し,1961年町制。 2006年弘前市,相馬村と合体して弘前市となる。岩木山の山麓には,公園や青少年スポーツセンターなどがある。リンゴ栽培と米作が主産業。岩木山一帯は津軽国定公園岩木高原県立自然公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「岩木」の意味・わかりやすい解説

岩木 (いわき)

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