面様(読み)オモヨウ

デジタル大辞泉 「面様」の意味・読み・例文・類語

おも‐よう〔‐ヤウ〕【面様】

顔色表情
旦那の―いかにうかがいしが」〈一葉われから〉
顔だち。
「額髪長やかに、―よき人の」〈・二九四〉

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精選版 日本国語大辞典 「面様」の意味・読み・例文・類語

おも‐よう‥ヤウ【面様】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 顔の様子。顔だち。おもざし。
    1. [初出の実例]「額髪長やかに、おもやうよき人の」(出典:枕草子(10C終)二九四)
  3. 気持が顔に現われている様子。顔色。
    1. [初出の実例]「年は十一、容貌(きりゃう)はよいさうなと言ふに、奥さま顔をあげて旦那の面様(オモヤウ)いかにと覘(うかが)ひしが」(出典:われから(1896)〈樋口一葉一二)

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