最新 地学事典 「面状侵食」の解説
めんじょうしんしょく
面状侵食
sheetflood erosion ,sheet erosion
面状洪水による地表面の削剥・侵食作用。布状侵食とも。乾燥地帯で物理的風化によって生産された岩屑や土壌が,非常に大きな豪雨時に生じた面状に広がる洪水によって剥ぎ取られることや移動すること。雨水が1ヶ所(一線)に集中するガリ侵食のような線的な侵食と区別するために用いられることが多い。面状侵食が生じやすい条件としては,1)多量の岩屑を含んで流下した洪水流がその直後に急速に排水されること,2)洪水が面状に広がることを妨げる小規模な流路があらかじめ形成されていないこと,などがあげられる。乾燥気候下で見られるペディメントは面状侵食によって効率的に形成される。
執筆者:木曽 敏行・小池 一之・吉田 孝紀
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

