革袴(読み)カワバカマ

デジタル大辞泉 「革袴」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ばかま〔かは‐〕【革×袴】

染め革やふすべ革などで作った袴。

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精選版 日本国語大辞典 「革袴」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ばかまかは‥【革袴】

  1. 〘 名詞 〙 染革燻革(ふすべがわ)などで作ったはかま。
    1. [初出の実例]「所取雑物。大将軍縫物。甲冑。貫。革袴。銀作太刀」(出典扶桑略記(12C初)寛平六年九月五日)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「革袴」の意味・わかりやすい解説

革袴
かわばかま

なめした革でつくった袴。革は行縢(むかばき)をつくる材料であろう。上杉謙信(うえすぎけんしん)や織田信長の革の裁着(たっつけ)が現存しているので、戦国時代から盛んに利用されたことがわかる。後世はまたぎの狩猟用として用いられた。

[遠藤 武]

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