韓国プロ野球(読み)かんこくぷろやきゅう

知恵蔵 「韓国プロ野球」の解説

韓国プロ野球

1982年に6チーム、2シーズン制でスタート。87年から7チーム、91年から8チームになり、99年からはドリーム・リーグマジック・リーグの2リーグ制になったが、2001年から再び1リーグ8チームに戻った。プレーオフは3ステージに分かれて争われ、まずシーズン成績の3位と4位のチームが3戦の準プレーオフを戦い、その勝者と2位チームが5戦のプレーオフ、最終的にその勝者が1位チームと7戦による韓国シリーズを争う。83年に結ばれた日韓紳士協定で選手契約に制限を加えたが、国内の不況で日米への好選手流出が相次ぎ、04年にはシーズン56本塁打のアジア記録を持つ李(イ・スンヨプ)がロッテ移籍(現・巨人)して話題になった。その後の年俸右肩上がりで、06年度は沈正洙(サムスン)の7億5000万ウオン(約9000万円)を筆頭に過去最高の82人が1億ウオン以上の契約をしている。

(武田薫 スポーツライター / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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