日本歴史地名大系 「音丸城跡」の解説 音丸城跡おとまるじようあと 福岡県:鞍手郡鞍手町新北村音丸城跡[現在地名]鞍手町新北 音丸新北(にぎた)字音丸にある山城跡。六(むつ)ヶ岳山麓の舌状台地上に位置し、城山の山頂には天満宮が祀られている。近隣に所在する熱田(あつた)神社が所蔵する金川文書のうち、文政三年(一八二〇)の続風土記附録御調子書上帳に城名がみえ、空堀などが存在するが、城主は不明と記載されている。「鞍手町誌」によれば、山の北東に長さ約五〇メートル・深さ一メートル余の空堀と伝える遺構があるといい、昭和五〇―五一年(一九七五―七六)に行われた九州縦貫自動車道建設に伴う事前の発掘調査で、実際に確認された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by