須賀川一里塚(読み)すかがわいちりづか

日本歴史地名大系 「須賀川一里塚」の解説

須賀川一里塚
すかがわいちりづか

[現在地名]須賀川市一里坦

一里坦いちりだんともよぶ。国指定史跡。慶長九年(一六〇四)奥州道中整備のとき作られた江戸から数えて五九番目の里程標。旧須賀川宿の南端にあり、西側が直径六メートル、東側が直径五メートルの二基が相対する。天明三年(一七八三)から寛政五年(一七九三)にかけて白河藩主松平定信が領内の白坂しらさか(現白河市)から須賀川までの道の両側に杉・松計七〇万株を植樹したが、そのときの松が数本、塚の両側に残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「須賀川一里塚」の解説

すかがわいちりづか【須賀川一里塚】


福島県須賀川市一里塚・高久田境にある奥州街道沿いの一里塚。江戸日本橋から59番目にあるもので、街道をはさんで東西に塚が残っている。それぞれ径5~6m、高さ3mの小山状のもので頂上部に木が植えられている。1936年(昭和11)、国の史跡に指定された。その後、1984年(昭和59)、一里塚に続く街道両側の並木敷うち、すでに旧状を失った部分を解除し、残る主体部についてはさらに両側に指定地を拡大した。JR東北本線須賀川駅から車で約10分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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