頓悟・漸悟(読み)とんご・ぜんご

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頓悟・漸悟」の意味・わかりやすい解説

頓悟・漸悟
とんご・ぜんご

仏教用語。ただちに悟りの境地に達することを頓悟,順を追って次第に悟りに近づくことを漸悟という。またすみやかに悟りの境地に入ることを頓証菩提という。法相宗では修行段階である声聞縁覚の位を経ないで,いきなり菩薩の位に入るときには頓悟の菩薩として区別した。また中国の禅宗では,南方に広まった慧能の禅風を頓悟,北方神秀の禅風を漸悟と呼び,南頓北漸といった。その後南宗禅が栄えたため,現在伝わるものは頓悟的な禅である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)1 人から受けた礼・贈り物に対して行為や品物で報いること。また、その行為や品物。「地酒を贈って返礼する」2 仕返しをすること。また、その仕返し。意趣返し。返報。[補説]書名別項。→返礼[...

返礼の用語解説を読む