コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

南頓北漸 なんとんほくぜん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南頓北漸
なんとんほくぜん

仏教用語。中国,唐代の禅宗の2つの大きな流れに対する教理の面からの呼称。5祖の弘忍の弟子神秀は,長安,洛陽など北部を中心に禅を説き,種々の段階を経て修行によって悟りに到達すると主張したので,その系統を漸悟を説く北宗禅という。また弘忍の他の弟子である慧能は,もっぱら広東省の宝林寺を中心に活躍し,段階を経ないで,ただちに悟ることを主張した。これを南宗禅といい,両者を合せて南頓北漸という。北宗禅は初めはきわめて盛んであったが,のち南宗禅が盛んとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

大辞林 第三版の解説

なんとんほくぜん【南頓北漸】

南宗禅と北宗禅の宗風の相違を示す言葉。南宗は頓悟とんご、北宗は漸悟ぜんごを主とすることからいう。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

南頓北漸の関連キーワード頓悟・漸悟ぜんご南宗画北宗画宗風

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android