精選版 日本国語大辞典 「頗」の意味・読み・例文・類語
すこ‐ぶる【頗】
〘副〙
① 多くはなく、やや。すこしく。いささか。ちょっと。それ相当に。すこむる。
※観智院本三宝絵(984)中「抑説き給ふ経の文についてすこふるうたがひあり」
② かなりの程度であるさま。たいそう。非常に。はなはだ。
※極楽遊意長承四年点(1135)「此小身を観る者前想頗(スコフル)知り難し」
すこぶ・る【頗】
※団団珍聞‐五五七号(1886)「ヲホン然(しか)り而して此(この)御膳たり上等たり頗(スコブ)ったる花魁的だ」
そこぶる【頗】
〘副〙 「すこぶる(頗)」の変化した語。
※胡琴教録(13C初)下「すがたをしっして、そこぶるはやく、いたいたしくひくべきなり」
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