領家町村(読み)りようけまちむら

日本歴史地名大系 「領家町村」の解説

領家町村
りようけまちむら

[現在地名]富来町領家町

富来川河口右岸、地頭町じとうまち村の対岸にあり、地名中世の下地中分によるという(富来町史)。天正五年(一五七七)一一月二四日の桜井基盛知行目録(気多大宮司家文書)に「とき村領家町」とみえ、気多社の六月晦日神事に五〇〇文を負担している。正保郷帳では「富木村 領家町 町本江村」として地頭町村町本江まちほんごう村と合せて高付。寛文一〇年(一六七〇)の村御印には領家町村の高五五石、免七ツ七歩、小物成は鳥役七匁(出来)・猟舟櫂役一五匁(ほかに退転一五匁)・網役七〇・四匁(ほかに退転七一・六匁)・外海船櫂役三七一匁(ほかに退転四九匁)・川役二〇目(出来)とあり(三箇国高物成帳)漁業が中心の村であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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