デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「頼宝」の解説 頼宝 らいほう 1279-1330 鎌倉時代の僧。弘安(こうあん)2年生まれ。真言宗。東寺宝荘厳院をひらく。正和(しょうわ)4年(1315)同寺の学頭となり,東寺教学を大成する。弟子の杲宝(ごうほう),孫弟子の賢宝(けんぽう)とともに東寺三宝とよばれた。後醍醐(ごだいご)天皇の帰依(きえ)をうけ,天皇に進講したという。元徳2年7月9日死去。52歳。通称は介(すけの)法印。著作に「真言本母集」「大日経疏抄(だいにちきょうしょしょう)」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例