顕光寺(読み)けんこうじ

日本歴史地名大系 「顕光寺」の解説

顕光寺
けんこうじ

[現在地名]掛川市居尻

大尾おび(六七〇・九メートル)の山頂近くにある真言宗醍醐派寺院。山号は大尾山、本尊は恵信作という千手観音。「掛川誌稿」に大悲山観音堂、「遠淡海地志」に千手せんじゆ院とみえる。縁起によれば、観音菩薩天竺の霊像で、行基開闢の山岳仏教の道場という。一説に大同二年(八〇七)長福ちようふく寺の智顕が千手観音の霊夢を受け、小尾嶽(大尾山)の庵室を修繕し観音菩薩を安置したと伝える。「掛川誌稿」によると、文亀二年(一五〇二)五月に鋳造された大悲山観音堂旧蔵の金鼓(鰐口)銘文に「遠州左夜郡原田庄大悲山顕光寺」と刻されていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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