願慶寺(読み)がんぎようじ

日本歴史地名大系 「願慶寺」の解説

願慶寺
がんぎようじ

[現在地名]マキノ町海津

梅霊山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。寺伝では正応三年(一二九〇)本願寺三世覚如が東国に赴いた際、九字名号を下付されて創建されたとする。元禄五年(一六九二)の書留帳(寺蔵)によると、「正応三年建立、開基人不知、願慶寺当住円珍」とある。寺蔵の系図には一五世紀に中興開基として円道の名を掲げる。歴代のうち空珍は文明一三年(一四八一)蓮如の長子順如より、祐珍は永正八年(一五一一)実如より、浄祐・慶忍は天文三年(一五三四)・同一五年証如より、慶乗・永忍・慶尊は永禄元年(一五五八)と同七年と天正一九年(一五九一)顕如より、それぞれ法名を下付されている(「法名下付状」寺蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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