日本歴史地名大系 「願蓮寺」の解説 願蓮寺がんれんじ 岐阜県:郡上郡八幡町島方村願蓮寺[現在地名]八幡町島谷橋本(はしもと)町通の南突当りに位置する。竹林山と号し、真宗大谷派、本尊阿弥陀如来。寺伝によると、腰細(こしぼそ)村の石神兵庫が、蓮如に吉崎(よしさき)(現福井県坂井郡金津町)で帰依し正専と改名、明応三年(一四九四)願蓮寺を創立、天正一三年(一五八五)現在地へ移転したという。ただし開基を門原(かどはら)村の良源坊とし、寛永六年(一六二九)創立とする説もある。 願蓮寺がんれんじ 愛媛県:周桑郡丹原町願連寺村願蓮寺[現在地名]丹原町願連寺 堂ノ内願連寺の中央の堂(どう)ノ内(うち)にある。摩尼山と号し、真言宗東寺派。本尊千体地蔵。「伊予温故録」によると享禄年中(一五二八―三二)等空が中興したとある。宝永七年(一七一〇)の「周布郡大手鏡」に「京東寺金勝院末寺 真言宗 本尊千体地蔵 摩山 地蔵院 宝積坊 願蓮寺」とあり、さらに「願連寺と寺号相唱候事依願宝暦十二午年□四月二日被仰付」と貼付紙があり、宝暦一二年(一七六二)に村名を寺号としたことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by