願隆寺(読み)がんりゆうじ

日本歴史地名大系 「願隆寺」の解説

願隆寺
がんりゆうじ

[現在地名]水口町松尾

松尾まつお集落の南、大谷おおたににある。松尾山と号し、天台宗。本尊薬師如来。寺伝によれば、天平六年(七三四)創建といい、甲賀七薬師の一つとされた。のち度々の兵火により衰微したが、元亨元年(一三二一)旧寺地(現八幡神社の北方という)に願立寺として再興されたという。しかし再び兵火にあい中絶、明暦三年(一六五七)現在地に移り、寺号を願隆寺に改め、天台宗に属したとする。柏木御厨年貢注進目録(山中文書)の元徳三年(一三三一)分に松尾寺とあるのが当寺の前身と思われる。また延元元年(一三三六)五月二六日の山中道俊請文案(同文書)では、山中道俊が松尾寺に銭一〇貫文を寄進している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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