類上皮腫・類皮腫(読み)るいじょうひしゅ・るいひしゅ(その他表記)epidermoids and dermoids

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「類上皮腫・類皮腫」の意味・わかりやすい解説

類上皮腫・類皮腫
るいじょうひしゅ・るいひしゅ
epidermoids and dermoids

ともに皮膚となるはずの組織発生途中で神経組織内に迷入して生じた良性腫瘍。現在ではあまり使われていない病名。脳や脊髄頭蓋正中線またはその付近にみられることが多く,20~40歳に多い。手術で摘出できれば予後はきわめてよく,永久治癒も望める。表面が真珠様の光沢をもつことから,真珠腫とも呼ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android