顧祖禹(読み)こそう(英語表記)Gu Zu-yu; Ku Tsu-yü

精選版 日本国語大辞典 「顧祖禹」の意味・読み・例文・類語

こ‐そう【顧祖禹】

  1. 中国、明末・清初の学者。字(あざな)は景范。山中に隠居して著述に専心し、歴史地理書「読史方輿紀要」を完成。晩年、徐乾学に従い、「清一統志」の編集に参加した。(一六二四‐八〇

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「顧祖禹」の意味・わかりやすい解説

顧祖禹
こそう
Gu Zu-yu; Ku Tsu-yü

[生]崇禎4(1631).江蘇,常熟
[没]康煕31(1692)
中国,明末清初の地理学者。江蘇省無錫県の人。字は景范。号は廊下,宛渓。父は史学者の顧柔謙。父の教訓を受け,地理学に精通。清に仕官せず,20年を費やして康煕 17 (1678) 年に中国第1の歴史地理書といわれる『読史方輿紀要』 (130巻) を完成。のち徐乾学らが勅命により編纂した『大清一統志』の作成に協力。

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世界大百科事典(旧版)内の顧祖禹の言及

【読史方輿紀要】より

…1678年(康熙17),顧祖禹(こそう)(1631‐92,字は景範,無錫の人)が著した中国の歴史地理書。130巻。…

※「顧祖禹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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