飛書(読み)ヒショ

デジタル大辞泉 「飛書」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しょ【飛書】

手紙を急いで送ること。また、その手紙。
匿名投書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛書」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しょ【飛書】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 手紙をいそいで送ること。また、その手紙。飛札
    1. [初出の実例]「鐙前掩巻感今古、一篋飛書注楽羊」(出典:蕉堅藁(1403)春雨)
    2. [その他の文献]〔傅咸‐紙賦〕
  3. どこからともなく届いた書面。匿名の投書。飛章。〔南史‐孔奐伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「飛書」の読み・字形・画数・意味

【飛書】ひしよ

匿名の手紙。また、急ぎの手紙。〔三国志、魏、趙儼伝〕將皆喜び、(すなは)ち地を作り、飛書を(や)にして(曹)仁に與へ、息數(しばしば)ず。北軍も亦た至り、勢ひを(あわ)せて大いに戰ふ。

字通「飛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android