デジタル大辞泉 「飛花落葉」の意味・読み・例文・類語 ひか‐らくよう〔ヒクワラクエフ〕【飛花落葉】 咲いた花もやがては散り、青葉も秋には色づいて枯れ落ちるということ。人生のはかなさや、世の無常であることのたとえにいう。「あの婦人が急にそんな病気になった事を考えると、実に―の感慨で胸が一杯になって」〈漱石・吾輩は猫である〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「飛花落葉」の意味・読み・例文・類語 ひか‐らくようヒクヮラクエフ【飛花落葉】 〘 名詞 〙 春咲く花もやがて散り、青葉も秋になれば色が変わって散るということ。はかない世のたとえにいう。[初出の実例]「飛花落葉を観じて生死無常をば覚り侍りけれ」(出典:康頼宝物集(1179頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「飛花落葉」の解説 飛花落葉 飛び散る花と枯れて木の枝から落ちる葉。美しく咲く花もやがては散り、青葉もいずれは葉の色が変わって枯れて落ちてしまうということ。この世のはかなさ、無常のたとえ。 [使用例] とにかくあの婦人が急にそんな病気になった事を考えると、実に飛花落葉の感慨で胸が一杯になって、総身の活気が一度にストライキを起こしたように元気がにわかに滅入ってしまいまして、[夏目漱石*吾輩は猫である|1905~06] 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報