飛鳥浄御原宮の正殿跡(読み)あすかきよみはらのみやのせいでんあと

知恵蔵 「飛鳥浄御原宮の正殿跡」の解説

飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)の正殿跡

2005年3月に東西23.5m、南北12.4mの高床式の壮大な建物跡が確認され、673〜694年の天武天皇の宮とされる奈良県明日香村の遺跡。切り妻造りで前後2カ所に階段が取り付けられ、周囲は石敷き。東西に渡り廊下と細長い建物が続き、南西に池を配置四隅に旗のようなものを立てるためと推測される穴の跡もあった。06年3月には、北隣からも同規模の宮殿跡が見つかった。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android