食事と癌(読み)しょくじとがん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「食事と癌」の意味・わかりやすい解説

食事と癌
しょくじとがん

癌の要因に占める食べ物割合は 35%といわれている。現在,食べ物に関連して疑われている発癌物質には素材そのものに含まれているもの,加熱などの調理によってできるもの,食品添加物カビ,食べ物の消化吸収過程で体内でできるもの,などがあげられている。これまでヒトで食べ物が直接の原因となって癌が発生したという証明はないが,癌の発生を減らすためには,総カロリーに占める脂肪からの摂取分を減らし,塩辛いものや甘いもの,燻製品を少なくし,食物繊維緑黄色野菜を多くとることが必要とされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む