飢荒(読み)きこう

精選版 日本国語大辞典 「飢荒」の意味・読み・例文・類語

き‐こう‥クヮウ【飢荒・饑荒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「飢」「饑」は穀物が熟さないこと。「荒」は果実が熟さないこと ) =ききん(飢饉)
    1. [初出の実例]「凉気過法、五穀定不登歟、風雨不節、則歳有飢荒」(出典吾妻鏡‐寛喜二年(1230)六月一六日)
    2. 「本国饑荒(きくう)して五穀も渇乏せり」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)一)
    3. [その他の文献]〔新書‐無畜〕

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普及版 字通 「飢荒」の読み・字形・画数・意味

【飢荒】きこう(くわう)

不作でうえる。穀には飢、果には荒という。〔後漢書、西羌伝〕時に(しき)りに旱蝗(かんくわう)ありてし、驅蹙(くしゆく)劫略し、散す。

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