日本歴史地名大系 「飯場村」の解説 飯場村いいばむら 福岡県:福岡市早良区飯場村[現在地名]早良区飯場早良郡曲淵(まがりぶち)村の西にある。怡土(いと)郡の南東端に位置し、南西は肥前国境。三瀬街道の宿駅であり、筑前二一宿の一。怡土郡王丸(おうまる)村(現前原市)からの峠道がここで三瀬街道に合流する。北に接する同村との間に分水界があり、村域を流れる二つの水系(室見川上流部)はいずれも早良郡へ流下する。小早川時代の指出前之帳では西堂(にしのどう)村・瑞梅寺(ずいばいじ)村とともに井原(いわら)村(現前原市)に含まれるとされる(続風土記拾遺)。慶長石高帳に飯場村とあり、慶長七年(一六〇二)の検地高は一三六石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報