デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飯縄権現」の解説 飯縄権現 いづなごんげん 飯縄修験者の信仰する神。飯綱ともかき,飯縄明神ともいう。長野県飯綱(縄)山の飯縄神社にまつられる。その姿は白狐にのった天狗にあらわされ,巫女(みこ)や祈祷(きとう)師などの飯縄使いによる呪法(じゅほう)が,中世から関東・東北などにひろまった。東京八王子薬王院,福井県日永岳,仙台飯縄山などにも飯縄権現がある。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の飯縄権現の言及 【飯縄山】より …65年に長野市と宝光社を結ぶ有料道路バードラインが開通し,高原の観光地化がいっそう進んだ。【中村 三郎】[信仰] 飯縄(綱)権現,飯縄(綱)大明神をまつる山は各地で〈いいづな山〉と呼ばれているが,その本山格の山がこの飯縄山である。飯縄(綱)信仰は,イヅナ使いと通称される修験者,行者,巫者達の信仰が特徴的であり,中部・東北地方に濃厚に伝承されている。… ※「飯縄権現」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by