日本大百科全書(ニッポニカ) 「養護・訓練」の意味・わかりやすい解説
養護・訓練
ようごくんれん
各教科、道徳、特別活動のほかに、これまでの盲(もう)学校、聾(ろう)学校、養護学校の教育課程に特別に設けられていた一領域。教育課程にこの「養護・訓練」が初めて登場したのは、1971年(昭和46)の小学部の教育課程の改善からである。以後、1972年の中学部、1973年の高等部と続いたが、1999年(平成11)の学習指導要領の改訂により、名称が「自立活動」に改められ、幼稚部は2000年、小・中学部は2002年、高等部は2003年から実施されている。「養護・訓練」の目標は、「児童又は生徒の心身の障害の状態を改善し、又は克服するために必要な知識、技能、態度及び習慣を養い、もって心身の調和的発達の基盤を培う」ことにあった。
[瀬尾政雄・鈴木 篤]
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