精選版 日本国語大辞典 「餠花」の意味・読み・例文・類語
もち‐ばな【餠花】
〘名〙
① 正月、小正月、節分などに各家で行なう予祝行事の一つ。藁や柳・竹・桑などの木の枝に餠をちぎってつけ、花の咲いたようにしたもの。神棚や室内に飾る。養蚕の盛んな地方では繭玉といって、繭の形のだんごをつけたり、他の飾りもつける。ふつう一一日か二十日正月におろし、煎って食べる。二月一五日の涅槃会、六月一日の氷の朔日、初雷の時に食べる所もある。もちの花。《季・新年‐冬》
② 江戸目黒不動などで売った縁起物。赤、白、黄などに彩った餠を花のように木の枝につけたもの。
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