板付(読み)いたづけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

板付
いたづけ

福岡県北西部,福岡市博多区の地区。縄文,弥生時代集落遺跡のなかでも最も重要なものの1つといわれる板付遺跡 (史跡) があり,考古学上重要。第2次世界大戦中に建設された旧陸軍の飛行場は,戦後アメリカ軍の板付基地を経て,現在では福岡空港。面積は 350万m2。長さ 2800mの滑走路をもち,国内空路における北九州の玄関口だけでなく,タイペイ (台北) ,ホンコン,ソウル,プサン (釜山) などへも国際線が発着している。市街地に隣接し,爆音の被害や,事故の際の民間地に対する被害が大きい難点をもつ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

板付【いたづけ】

福岡県福岡市博多区の空港所在地。第2次大戦後未完成の蓆田(むしろだ)飛行場を米軍が接収し拡張整備,朝鮮戦争時の重要基地であった。1951年一部が民間に開放され,福岡空港として九州の表玄関となったが,基地との併用による支障が多発,1968年には米軍用機墜落事故が発生。1972年に返還された。弥生時代の集落遺跡板付遺跡の発掘地としても知られる。
→関連項目福岡[市]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

いたづけ【板付】

福岡市博多区の地名。遺跡や福岡空港がある。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

板付
いたづけ

福岡市博多(はかた)区の一地区。弥生(やよい)式文化最古の板付遺跡(国指定史跡)がある。第二次世界大戦前は寂しい農村であったが、大戦中建設された蓆田(むしろだ)飛行場を戦後アメリカ軍が接収、板付飛行場として整備拡張した。1951年(昭和26)から民間航空に開放され、福岡空港として九州の表玄関となり、1972年に全面返還された。空港まで天神駅から市営地下鉄で約10分、また博多バスターミナルからバスで30分。福岡都市高速道路の板付出入口がある。周辺地域の都市化が近年著しい。なお、板付遺跡には復元水田やガイダンス施設「板付遺跡弥生館」がある。[石黒正紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の板付の言及

【歌舞伎】より

…俳優が大げさな演技などで観客の喝采をねらうこともいう。 板付(いたつき)幕明きや回り舞台で場面が転換したとき,すでに舞台上にいる役をいう。また〈板につく〉とは,俳優が経験を重ねることによって,役や芸が舞台になじむことをいう。…

※「板付」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

フェロー

イギリスではこの呼称は主として次の3つの場合をさす。 (1) 大学の特別研究員 研究費を与えられ,多くは教授,講師を兼ねる。 (2) 大学の評議員 卒業生から選ばれる。 (3) 学術団体の特別会員 普...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

板付の関連情報