館前村
たてまえむら
[現在地名]鰺ヶ沢町館前町
東は山地が迫り、西は赤石川、北は日照田村、南は深谷村に接する。村内を津軽沢が流れ、赤石川に合流する。
「津軽歴代記類」によれば、天文一〇年(一五四一)大浦政信戦死に際し、敗軍をまとめて引揚げた津島某は「津島正莨記ニ云、天文九年庚子、館前村取立命ぜられ、同所に館を築き居る」という人物であった。また弘前藩初代の大浦為信は、同一九年正月元旦「赤石城(則館前之地也)に於て生る」という(同書)。
館前村
たてまえむら
小友川の右岸にあり、東対岸に大沢村・金山村、南は三条村、西北は大中野沢村、北は土谷村と接する。東北から西南にかけて帯状に耕地が開ける。
藩政期に関する資料はない。明治五年(一八七二)には三三一石(旧高旧領取調帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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