饅頭笠(読み)マンジュウガサ

デジタル大辞泉 「饅頭笠」の意味・読み・例文・類語

まんじゅう‐がさ〔マンヂユウ‐〕【××笠】

頂が丸くて浅い、まんじゅうの形を思わせるようなかぶり笠。

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精選版 日本国語大辞典 「饅頭笠」の意味・読み・例文・類語

まんじゅう‐がさマンヂュウ‥【饅頭笠】

  1. 〘 名詞 〙 かぶり笠の一つ。上が丸く浅く饅頭を上半分に切った形の笠。籐(とう)、菅(すげ)、竹などで作る。
    1. 饅頭笠〈吾妻余波〉
      饅頭笠〈吾妻余波〉
    2. [初出の実例]「赤合羽を引っ掛け饅頭笠(マンヂュウガサ)をかぶり」(出典:歌舞伎・樟紀流花見幕張(慶安太平記)(1870)四幕)

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「饅頭笠」の解説

まんじゅう笠[その他(工芸)]
まんじゅうがさ

四国地方高知県地域ブランド
安芸郡芸西村で製作されている。まんじゅう笠は、江戸時代以前から日本全国で竹と筍の皮だけでつくられていた。その後、布地を使うようになり、明治時代から大正時代にかけて高知県では盛んに製作された。通風が良く涼感のある笠。現在は装飾用の民芸品としてつくられることが多い。高知県伝統的特産品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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