香山神社(読み)かぐやまじんじや

日本歴史地名大系 「香山神社」の解説

香山神社
かぐやまじんじや

[現在地名]高浜町下車持

下車持しもくらもち東端、福井県大飯町小堀こほりとの境にある高森たかもり山に鎮座する。祭神猿田彦さるたびこ命・蛭子ひるこ命・事代主ことしろぬし命。旧村社。「延喜式」神名帳に載る大飯おおい郡「香山カゴヤマ神社」、また享禄五年(一五三二)の神名帳写(小野寺文書)にみえる「香子カコ山明神」に比定される。江戸時代には高森宮と称され、上の宮・下の宮の二宮あった。「若州管内社寺由緒記」は高森両宮由来棟札として「上ノ宮 天日八王子(日カ)御前並吉野蔵王権現」「下ノ宮 十六所大明神」と記しており、末社として恵美須三郎・稲荷・瘡神・御輿荒神をあげる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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