香登西村(読み)かがとにしむら

日本歴史地名大系 「香登西村」の解説

香登西村
かがとにしむら

[現在地名]備前市香登西

香登本かがともと村の西に山陽道沿いに続く村。くま山から南に延びた尾根しろ山南麓に集落がある。同村とともに古代和気わけ香止かがと(和名抄)の遺称地で、中世には香登庄が成立した。

慶長一八年(一六一三)和気郡御勘定帳に「香かと村西村」とみえ、物成二五三石余・夫米七石余(半役)。寛永五年(一六二八)検地では朱印高五四四石余のほか改出高二五石余(貞享元年「和気郡高目録」池田家文庫)。「備前記」に枝村西にしおくが載る。享保六年(一七二一)には田畠三七町六反余、家数九三・人数五二六、池二ヵ所があった(備陽記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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