馬の足形（読み）ウマノアシガタ

デジタル大辞泉

うま‐の‐あしがた【馬の足形／毛^＝茛】

キンポウゲ科の多年草。山野に生え、高さ40～60センチ。葉は手のひら状で三～五つに裂けている。初夏、黄色い5弁花を開く。八重咲き種をキンポウゲという。有毒。こまのあしがた。おこりおとし。《季 春》

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

うま‐の‐あしがた【馬足形・毛茛】

1. 〘 名詞 〙 キンポウゲ科の多年草。各地の山野で日当たりのよい所に生える。高さ三〇～六〇センチメートル。茎は中空で、葉とともに毛がある。根元から生える葉は長い柄を持ち、掌状に深く三つに裂ける。茎につく葉は線形。初夏、黄色い五弁の花が咲く。有毒植物だが、発汗を促し、歯痛やはれものに効く。和名の語源は鳥足形の誤記によるという。こまのあしがた。おこりおとし。とりのあしがた。ひとで。おにぜり。きんぎんふうか。てまりぐさ。《 季語・春 》 〔重訂本草綱目啓蒙（1847）〕

出典　精選版 日本国語大辞典