馬乗観音堂(読み)うまのりかんのんどう

日本歴史地名大系 「馬乗観音堂」の解説

馬乗観音堂
うまのりかんのんどう

[現在地名]福山市山野町山野

山野(やまの)の西部、馬乗山(五〇〇・三メートル)にあり、うっそうとした老樹に覆われ、本堂のほか礼拝所・休憩所などの設備がある。現在は江谷の福泉(えだにのふくせん)寺が管理する。

伝えでは長久二年(一〇四一)備中国矢掛(やかげ)(現岡山県小田郡矢掛町)の新五平の勧請により、本尊十一面千手観音を祀ったのに始まるという。縁起によれば、矢掛の観音を信仰する有徳の長者新五平のもとに少女が訪れ、住みついて家業を助け白馬に乗って去っていくが、後をつけていったところ、馬乗山の頂上に至り、桜の木に駒をつないで観音の姿を表した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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