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馬伝染性貧血 うまでんせんせいひんけつ

百科事典マイペディアの解説

馬伝染性貧血【うまでんせんせいひんけつ】

ウマ,ロバ,ラバなどウマ属がかかるウイルスによる敗血症性の病気。高度の貧血と高熱を伴う急性型もあるが,貧血と再帰性の発熱を繰り返す慢性型のほうが多い。不治。家畜法定伝染病の一つで,病馬は摘発屠殺(とさつ)される。戦前は日本で年間9000頭もの発生を数えたが法によりすべて殺処分され,現在のところ国内での発生はない。原因となるウイルスは人のエイズウイルスと近縁と考えられ,エイズの重要な疾患モデルとされる。
→関連項目ウイルス病

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

馬伝染性貧血

高熱と貧血が特徴。ウイルスが吸血昆虫の媒介胎盤などを通して感染する。発症すると急死することがあるため、家畜伝染病予防法は感染が疑われる家畜の殺処分を定めている。感染力は弱く、健康馬と見分けがつかない慢性型もある。

(2011-05-28 朝日新聞 夕刊 1総合)

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世界大百科事典 第2版の解説

うまでんせんせいひんけつ【馬伝染性貧血 equine infectious anemia】

ウマ,ロバ,ラバなどウマ属に馬伝染性貧血ウイルスRetroviridaeが感染して慢性の貧血をおこす伝染病。いったん感染すると一生治ることはない。病原ウイルスは発症中の血液,分泌液中に主として存在するが,アブなどの吸血昆虫による媒介も重要視される。従来は担鉄細胞の検出と貧血の度合で診断されたが,近年開発された馬白血球培養法で採取したウイルスを抗原として,スライド上の寒天平板におけるゲル内沈降反応による方法が診断的価値が高い。

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